アルカリと過酸化水素

2021.3.16
 

ヘアカラー、パーマにはアルカリと過酸化水素が使われています。

簡単に表すと、この様になります。

 

(ヘアカラー)

1剤       色素・アルカリ

2剤       過酸化水素

 

(パーマ)※ストレートパーマも含む

1剤       還元剤・アルカリ

2剤       過酸化水素(一部ブロム酸)

 

ごく一部パーマの2剤にブロム酸を使用するものもありますが、多くの場合アルカリと過酸化水素が必要不可欠

となります。ただ、この両方が本当に頭皮・髪によくないのです・・・

 

アルカリの力は、ヘアカラーやパーマ後、まだ数時間は働いており、ダメージを進行させています。

過酸化水素に至っては、一回の施術で半年間以上、頭皮と髪に残留し、残留した過酸化水素は活性酸素へと変わります。

美容に敏感な方なら、これを聞いただけでも怖くなると思います。

 

だからこそ、ヘアカラーやパーマといった施術をするときは

「ただ色味を出す」

「ただカールやウェーブをつける」

だけでなく、これらに対する処理をしなくてはいけないのです。

 

アルカリに関しては「完全にアツカリの力を止める処理」が必要ですし、

過酸化水素に関しては、その日に「分解・除去」する施術が必要です。

また、アルカリを使うわけですから、PHを等電点(4.5~5.5の弱酸性)まで下げる処理も必要。

 

これらの事を考えず、ヘアカラーやパーマの施術後にいくらシステムトリートメントをしても、殆ど無意味です。

本来であればヘアカラーやパーマの前に栄養補給をして、極力ダメージさせないという事が大切なのですから。

 

こういった事に関しても、これらの知識を把握し、実践できる美容師さんと出逢う事が大切です。

見た目だけを追いかけても、本当の美しさは手に入らないのです・・・・

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