カラー・パーマ施術とトリートメント施術どちらが先?
普段、皆さんが美容室へ行き、ヘアカラーやパーマと一緒に
トリートメントの施術もする・・・こんな方は多いと思います。
髪に対する意識の高い方程、そうするのではないでしょうか?
ただ通常の美容室において、こういったメニューを行う時、おそらく殆どの場合が、
先にヘアカラー・パーマの施術をして、最後にシステムトリートメントという運び
ではないでしょうか。
これは言い換えれば、カラーやパーマでダメージさせた髪を、後からケアするという考え方。
いつもいう事ですが、髪というのは本来、死滅細胞であり、爪と同じで死んでいるものです。
だから一度傷んでしまった髪には、後から何をしようと治る・甦るは絶対にないのです。
ここまで言えば、勘のいい方だったらもうお分かりだと思いますが、ダメージを負わせた後での
ケアというのは、あまり意味をなさないものなのです。
通常の美容室において「毎回トリートメントもしているのに、一向に良くなっている感じがしない・・・」
というのは、その為です。基本的に髪は傷ませてはいけないのです。
とは言っても、カラーもしたければ、パーマもしたい・・・と思います。お洒落したいから・・・
では、極力ダメージを回避する様に施術しなくてはいけないのです。
だからトリートメントは先にするものです。先に栄養補給をしてベースを整え
極力ダメージさせないように、カラーやパーマを行う事が大切です。
後からするのは、アルカリの力を完全に止める事、PHを等電点に戻す事
残留する過酸化水素を分解・除去する事・・・
勿論キューティクルを整える表面処理はしますけどね。
最後の表面処理だけを目的とするアフタートリートメントだけをしていても、
髪のダメージは防げないのです。多くがこのケースですね。
美しい髪作りって、単なるシステムトリートメントや髪質改善だけの話では
ないんですね。