ストレートパーマと縮毛矯正

2021.3.23
 

ストレートパーマと縮毛矯正・・・

違うものだという認識の方、実は多くいらっしゃいます。

 

結論から言うと、ストレートパーマも縮毛矯正も基本的な技術工程は同じです。

還元剤を使って髪を還元・軟化させ、ストレートアイロンを使ってクセを伸ばしていく、

要は同じものです。呼び方の違い。

 

薬剤の違いはあります。ただこれは「ストレートパーマだから」「縮毛矯正だから」

変えるのではなく、本来その方の髪、クセの状態、希望の仕上がりを見て変えるものです。

 

髪は3層からなっており、外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」となります。

 

縮毛と呼ばれる強いクセであれば、一番中心部にあるメデュラまで薬を効かせます。

緩やかなクセ、普通のクセであれば中層のコルテックスまで薬を効かせればいいです。

表面の乱れを処理する程度であれば、表面のキューティクルからちょっとだけコルテックス

に入った所まで薬を効かせる。

 

これは一例として、この様に薬剤は個々でチョイスし、使い分けるものです。

だから結局、ストレートパーマも縮毛矯正も「同じもの」なのです。

 

e-hairでは「縮毛矯正」という言葉は使っていません。

単に「縮毛矯正」という言葉の響きが、あまり好きではないからです。

 

伸びなかった・・・というリスクを避ける為、

●強い薬剤を使う

●高温のストレートアイロンを使う

といった傾向が美容室には見られます。こうすれば「真っ直ぐになる」という保険をかけられるからです。

 

確かに必要のない部分にまで薬剤を効かせ、高温のストレートアイロンで強くプレスすれば、

確実に真っ直ぐになります。

しかし髪は、きしめんの様に平らに潰れるし、内部もタンパク質変性・熱変性をおこして

ボロボロです。こういった髪には栄養素を入らなくなり、手の施しようがなくなります。

ストレートパーマ・縮毛矯正での「過度なダメージ」はすべてここからきています。

 

しっかりと毛髪診断・栄養補給・薬剤チョイス・アイロン操作・薬剤処理が出来る美容師さん

と出逢う事が、本当に大切です。

 

 

 

 

 

 

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